自分のすごいところを100個探すことの効用

「思うようにならないことばかりで、毎日元気が出てこない」と思う人はできることをかぞえてみるとどうでしょう。もともと頑張り屋さんで生真面目な人は、「できるはずのことが、できない」という状況が2つも続くと、自分を追い詰め、自分で自分の気分を落としがちです。それで、「あちらこちらが痛い。体が動かない、思うようにならない。体がもっと動いたらどんなにいいだろう?」と考えてしまうのです。


順番が違うのでは?と逆転の発想をしてみませんか。できないこと探し、悪いところ探しを無意識的にやってしまっているのでは?、習慣となっているのでは?とちょっと現状を疑ってみるのです。


体の不調は、体が発するサインだと思ってみるとどうでしょう?実際、不安や極端な破局的思考によって痛みを過敏に感じる脳の仕組みがあることが分かっています。社会的な疎外感や、嫌悪感も同じように体の症状として感じられてしまうことがあるのです。


もしかして、他人の不調のうわさまで、自分のことのように感じてしまっていないでしょうか。たとえば「〇〇さん、最近がんが見つかって、検査や手術をしないといけないらしいよ」「悪いことばかり続くわねえ」といったうわさ話に体をどっぶりと浸らせていなかったでしょうか。影響を受けやすい人は共感力が高い人。元気そうに見える人でも、共感力が高い人は、自分の繊細さを自覚して、防御をする必要があります。


たとえば、自分のすごいところを100個、自分が褒められたことを100個、ノートに書きだしてみるとどうでしょう。きっと、勝手に元気が湧いてきます。自分のすごいところを、身近な信頼できる誰かに聞いてみてもいいですし、やってみるといいです。ポイントは、100数えだせるまでやること。


私も、できないことをかぞえたら山ほどあって「朝起きるのも苦しい」という気分になる日がごくまれにありますが、凌いで乗り切っています。


「分かった、私も頑張って、元気出すわ!」


って、ちょっとまって下さい。元気はがんばって出すものじゃなくて、勝手に出てくるもの。「気がつけば、元気が湧いてきている」というのが自然なのだと、わたしはおもうんですよ。


以上、『僕らは奇跡でできている』高橋一生さん主役のドラマのエピソードの一部借用ですけど、そうだよな~って思います。当たり前にあること、当たり前にできると思っていること知らず知らずにやっていること。そんなこともピックアップしたら100なんてあっという間です。すごいんですよ、私たち(*'▽') 気が滅入ったら、思い出してみてくださいね。思い通りにならないことをかぞえるよりも想い(人生で大事にしたいこと)に気づいてそれをどうやって叶えられるかな?って考えてみるんです。


ともあれ、

・何の期待も目標もなくお日様の光をあびて

・タンパク質や水分を意識的に、

 消化吸収しやすいように工夫して食べて

・適度な全身の筋肉活動をする。

・できていることや支えてくれている人に感謝する

きわめて地味~なことの繰り返しが

心と体を元気に復調させる秘訣です。


さて、

10秒ポーズは意識の制御をする時間として上手に活用してください。あれは筋トレでもストレッチでもありません。筋トレやストレッチをしているように見えますが(もちろんそういう効果もありますが)10秒の時間に気づき始めたら人生時間が変わります。人生を幸福に豊かにしてくれる濃密な時間としてご活用くださいね♡  


一日は、8万6,400秒、つまり10秒が一日のあいだに8,640回も繰り返されているのですから。福田裕子(ゆうこりん)


【今日のテーマが体感できるポーズ】

『一生歩ける体をつくる10秒ポーズ健康法』118p

ヨットのポーズを体感してみてね!