大人の筋活で欠かすことのできない大事なこと
「筋活」で筋肉を鍛えよう、「貯筋をしよう」という話を聞くことあると思います。年齢とともに減っていく筋肉を、それ以上減らないように守るために「なにか筋トレをしなくっちゃ」と思っている人も多いはず。
しかし、ここで気を付けて欲しいのが、古い習慣、仕事や生活で繰り返してきたパターンです。積み重ねてきてしまった自分の偏った動作パターンや姿勢のくせ、つまりは筋肉の使い方のくせを放置してトレーニングをしてしまうこと。なぜなら、局所的に偏った負担をかけすぎたり、関節を傷めてしまったり、疲労している部位をさらに疲労させてしまったりして、期待した効果が出なくなるからです。
私、福田裕子は高齢者の方々が集まる場で講演や運動指導をしてきたからこそ分かるのですが、そもそもの運動に必要な『基本姿勢』、別の言い方をすると『スタートポジション』が取れていない人が非常に多く見受けられます。
そのうえ、40~50代の女性ではメディアやヨガや流行の影響を受けて、股関節を無理に広げたり、ベターっと開脚をしたりするのを凄いことだと思ったり、股を大きく広げることに価値を感じてしまったりと、
本来めさすべき
①自分の体を守り
②長持ちさせ
③自分が本当にやりたいことをやる
ということとは逆向きの行動をとった結果、関節を傷めてしまった人の相談を受けるこがあります。とても残念に思います。
年齢を重ねてきたからこそ、人の体には歴史があります。その歴史、ヒストリーを聞かずして「自分にぴったり」は見つけられません。ヨガ、ピラティス、筋トレ、ストレッチ、ウォーキング、ランニング、フラダンス、水泳、◉◉エクササイズと筋活によさそうなプログラムはたくさんあります。やってみるのもいいのですが、あまり偏ることのないように。
まとめると・・・
大人の筋活で欠かすことのできない大事なこと。それは、
①動かすのは人体の基本構造上ムリのない関節可動域まで
②基本姿勢(スタートポジション)がキチンと取れる人になる
ということです。
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