私たちが掲げるビジョン


「人の器を美しく整え、長持ちさせる産業をつくる」

福井県には日本を支えた美しい地場産業があります。

湿気と冷気に恵まれた気候の中で織られた、丈夫で心地よい繊維

繰り返し使っても壊れない、丈夫な漆塗りの器

書いても破れず、想いを長く伝える、越前和紙

世界に誇る、美しさと機能を兼ね備えた眼鏡のフレーム


それらはすべて、

「毎日の暮らしを、美しく長持ちさせる」

という文化的価値のもとに育まれてきたものです。


私は今、そこに続く新しい産業の形として、

人の体と心をしなやかに整える健康産業を

福井で生み出したいと考えています。


それは、運動というより、動作を美しく使いこなす技術

対症療法ではなく、人が自分の状態に気づき、戻る力を育てる仕組み

体を消耗品のように扱うのではなく、”長く人生を運ぶ器”として手入れする知恵


つまり私がつくりたいのは、

「人の器を美しく整え、長く保つ技術=身体の文化」です。

 

それはまさに、かつて繊維や器や紙を通じて育まれてきた

「福井のものづくりの精神」と、

根っこでつながっていると感じています。


この土地で生まれ、この土地で育まれたからこそ、

私は“整う時間”という新しいコンセプトを、

講座や製品、そして人材育成という形で届けていきたいのです。


福井の先輩方に習い、

現代の日常にふさわしい健康産業を興す。

それが、私たちのビジョンです。