福田裕子(ゆうこりん)



◉プロフィール 

「一生歩ける体をつくる10秒ポーズ健康法」サンマーク出版 著者

10秒ポーズ実践プログラム、
講師養成コースなど
10秒ポーズ健康カレッジを運営。


こんにちは!福井のゆうこりんこと、
フィジカルセラピスト/理学療法士の福田裕子です

私はこれまで、28年間のべ8万人以上の人に、
病院や介護施設、通所リハビリテーション施設、
個人のおうちなど、あらゆる場所で働きながら

人生の最期を過ごす場所で、生活をするために必要な
立つ、座る、歩く、息をする、といった基本動作を
楽にするた

記事一覧(201)

【理学療法士が解説】転倒災害の予防と対策|企業に求められる労働災害対策とは?

🌱このような転倒事故、起きていませんか?・朝の清掃中に床が滑って転倒・段差をまたいだ瞬間にバランスを崩して転倒・荷物を持ったまま後退して転倒・何もないところでつまづいて転倒・足がもつれて転倒職場で最も多い労働災害、それが「転倒」です。厚生労働省のデータによれば、労働災害のうち「転倒」は毎年トップの事故原因となっています。しかし、この“転倒”という災害──実は防ぐことができるということをご存知でしょうか?🌱労働災害における「転倒」の実態とリスク・労災件数のうち、約22.5%が転倒によるもの(厚労省 令和5年統計より)・前年比:2.2%増加・製造業・小売業・保健衛生業、運動業、建設業など、あらゆる業界で起きている・高齢労働者の増加により、今後さらにリスクが高まる・転倒は単なる“うっかり”ではなく、業務環境や動作習慣の結果として発生しています。その場の注意喚起や4S(整理、整頓、清掃、清潔)、環境整備だけでは限界があり、根本的な身体動作の改善を同時に行うことこそが本質的な予防につながります。 🌱なぜ、転倒は防ぎきれないのか?こうしたことが考えられます。・教育が一過性(ポスターや標語だけで終わる)・対策が“環境整備”に偏り、“人の動き”に注目していない・安全大会や衛生講話が、現場に落とし込めていない私が理学療法士として現場に入って驚くのは、転倒リスクとなる身体機能の低下にほとんど気づいていらっしゃらないということです。🌱理学療法士による転倒予防の新アプローチ私たち理学療法士は、医療・介護の現場で「転倒を防ぐ身体の使い方」を支援してきました。その専門性を活かし、労働現場にも応用可能な再現性の高いプログラムを提供しています。例えば…・“10秒”の姿勢保持でバランス感覚と重心コントロールを体得・呼吸・視線・骨盤の使い方を調整して、動作の質を高める・身体機能への気づきと自覚をうながすチェック・現場視察で課題を抽出。転倒リスクや腰を痛めるリスクの洗い出し🌱導入事例:ある小売業での変化私たち理学療法士の団体である、公益社団法人日本理学療法士協会では大手小売業との協業で、従業員の転倒予防のための6つの動きを取り入れた1分でできる体操を導入。1年間で15.9%減少という成果をあげています。また、ある北陸地方の運輸業の会社では令和6年に、当社代表/理学療法士福田裕子による10秒ポーズ®︎講習とワークショップをはじめて導入されています。また、福井県内の産業保健活動として推奨している転倒予防の体力チェック会では、身体機能への気づきをうながすのみながらず、”楽しかった”と、社員同士のコミュニケーションの機会になっており、互いの声かけや気くばり配慮にも通じるコミュニケーション促進の機会にもなっており、社内研修や、安全大会の講師として再依頼が続いています。🌱今、貴社にできる3つの転倒対策(即実践OK)例えば、このようなことを導入するご予定はありますか?・朝礼での1分間「姿勢&身体動作確認」タイムの導入・昼休みの10分を使ったウォーキングタイムの導入 対策として費用や予算はどれくらいをお考えですか?・全社員交流”楽しく実践”体力チェック会・現場指導ができる“健康動作アドバイザー”の導入転倒を防ぐのは、意識ではなく身体の使い方そのものです。講師依頼・企業研修のご案内🌱理学療法士による転倒災害予防講座・企業研修・安全大会講師 承ります【対応実績】・建設業・介護・運送業 各業界多数・100〜500人規模の安全大会講師経験あり・動作改善+習慣化支援までトータルサポート・ウォーキングの実践支援▶ 詳細・お申込みはこちらから

福田裕子プロフィール

福田裕子(ふくだ ゆうこ)|一生歩ける体をつくる専門家 株式会社スタジオユウ代表取締役/理学療法士和心ウェルネスアカデミー 主宰『10秒ポーズ®健康法』開発者京都大学 医療技術短期大学部 理学療法学科卒。理学療法士として33年、介護予防・産業保健・地域保健の分野で講師実績を重ねる。福井県を拠点に全国で活動し、企業・自治体・教育機関にて、腰痛予防、転倒防止、健康増進、メンタルヘルスに関する研修や講演を年間120回以上。独自に開発した『10秒ポーズ®健康法』は、シンプルに体と心を整え“自然な回復力”を引き出す実践法として、幅広い年代・職種に受け入れられ、こども園から市町の高齢者介護予防事業のプログラムなど、0歳児から100歳までできる予防運動として導入実績がある。また、講師育成にも力を入れ、「講演できる理学療法士」「伝える力を持った健康人材」を全国に輩出中。最近では、パーソナライズできる寝姿勢改善マット『nobirakuPro』などのプロダクト連携を通じて、働く人の体を守り、辛い体を楽にする、”整う環境”づくりを推進。講演・執筆・アカデミー運営を通じて、静かな革命を続けている。著書 『一生歩ける体をつくる10秒ポーズ健康法』(サンマーク出版)

森のフレーベル館 株式会社柴田商店 様 健康経営の取り組み事例

R5(2023)年から、株式会社柴田商店さんの健康経営支援を弊社が行っています。みんな知ってる『アンパンマン』など絵本・児童書の出版や、保育・幼児教育に必要な保育用品、遊具、園庭の整備、保育ICTサービスを取り扱うフレーベル館の福井県内唯一の代理店です。 取り組みをご依頼いただいた際、まずは弊社で健康経営診断を行い、課題抽出をしました。すぐに取り組むべきこと、そしてすぐにやれることを提案し、年間計画の策定を支援しました。ヒアリングで明らかになった経営者の方が従来から取り組みたいと考えていた『社員さんの健康づくり』、なかでも、心と体の健康に直結する①運動習慣の継続と、②食生活改善の取り組みを、③社内コミュニケーションの向上の要素もまじえながら、たしかに継続できるよう、通年で伴走支援することにいたしました。  社員の健診受診率は2年連続100%、保健指導も受けられるようになり、全社で取組みを継続してこられたなかで得られた社員さんの成果事例を、このたび許可をいただきましたのでご紹介いたします。【食生活改善と運動習慣の取り組みで血液データの改善】Aさんの事例R3年 - 5年 - 6年 の順で血糖値 :102 - 97 - 96 B判定からA判定へ体重㎏ :74.8 - 75.8 - 71.3 3.5キロ減血圧  :148/93 - 138/87 - 132/84 高血圧改善腹囲㎝ :89 - 91 - 87   2~4センチ減 中性脂肪:253 - 277 - 165 高値が改善   コレステロールの値はまだ高めとのことですが、凡事徹底でムリせず地道に、ストレスをかけすぎることのない日々の実践の継続が重要です。食事はこれまでお肉中心でご飯も大盛り。健診後の指導もあまり乗り気ではない感じだったそうですが、行動変容をされて着実に良い状態に向かっているのがみてとれます。行動変容のきっかけは明らかに弊社の介入とのこと。  朝のミーティングでは必ず3ポーズを実践。そして、営業の運転のあいまにリセットポーズを取り入れ、強く長引いていた慢性腰痛が改善(痛みの指数 8/10 → 4~5 / 10 )。セルフケアの見通しが得られたという方もおられます。   福田裕子が健康経営エキスパートアドバイザーの有資格者であり、健康と予防と運動の専門家である理学療法士であるという点において弊社を信頼してお任せいただきました。  私たちが、たしかなけん引役、ペーシング役となるよう、これからも事業運営をサポートさせていただきます。→森のフレーベル館 株式会社柴田商店